OTTのトレンド2023


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以下のプレゼン内で使用したデータへのリンク集:

ユニキャストCATV(通信と放送の融合)

ユニキャストCATV概要

ユニキャストCATVの分類

  • vMVPD:有料型サービス、既存CATVビデオサービスの置き換え
  • FAST:無料型サービス、無料テレビ放送の置き換え

ユニキャストCATVのメリット

  • サービス事業者:足回り設備なしで、サービス展開が可能。実際にGoogle(YouTube TV)は、数年で500万加入を獲得し全米5番目のMVPDになっている。
  • ユーザ:マルチデバイス(CTV、スマホ、PC等)からの視聴が可能。マルチアカウント対応で、複数端末からの同時接続も安価(YouTube TV:3同時接続まで無料)

ユニキャストCATVのデメリット

トラフィックコストが高いこと。ただし、サービス提供側、ユーザ側の両者について、受容できるレベルになっている。

有料vMVPD

以下の二つのアプローチがある:

  • スキニーバンドル:既存CATVよりチャンネル数を絞った安価なプランを提供。代表サービス:SlingTV等
  • 高機能フルサービス:通信と放送の融合により利便性を上げたプラン(料金は既存CATVと同程度)で、一番伸びている。マルチデバイス(CTV、スマホ、PC等)対応、マルチアカウント・マルチ接続への追加料金なし、容量無制限(保存期間の制限有)ネットワークDVR。代表サービス:YouTube TV。

無料FAST

チャンネル数はMVPDよりも多い(300チャンネル程度)。ただし、多くのチャンネルは安い(古い)番組を疑似ライブ(ファイルtoライブ)しているだけ。(例:Pluto(パラマウント)スタートレックチャンネル、シリーズ1を全話繰り返し疑似ライブ)。また、一般的な番供チャンネルについてもリニア受けして流しているのではなく、編成を変えている(無料用の番組をファイル受けして疑似ライブ)(例:Rチャンネルの各種チャンネル、無料用の編成(古めコンテンツのみ))

国内サービスでは楽天のRチャンネルが米国のサービスに近い(コンテンツ投資は殆どしていない)。

https://channel.rakuten.co.jp/

国内ABEMAもFASTと言えるが、グローバルなFASTのアプローチとは異なり、コンテンツ投資に積極的で、ネット上でのテレビ局を目指している。ただし、その分、黒字化が遠そう。

全体的な課題

  • 広告売上:実売り上げはまだ弱いが、出稿側の関心は高く、低予算FASTであれば早期に黒字化する可能性がある
  • 固定回線の従量制:ユーザ間のトラフィック使用量格差が広がっている。米国ではComcastが従量課金を一部開始した。通信と放送の融合は、固定網の従量制を加速させる可能性がある。

日米比較:主要統計

日本米国
CATVビデオサービス微増約30%減少
vMVPDシェアサービスなし16% (1,250万契約)
FASTTV受像機でのシェア:1.7%以上
トラフィックにおけるビデオ比率66.11% (APAC)73.74% (南北アメリカ大陸)
動画視聴におけるCTV割合31% (TVer)51% (グローバル)
VoD市場規模
(全ホームビデオ市場規模)
5,504億円
(7,746億円)
$34.5B (48,300億円)
$36.6B (51,240億円)
テレビ広告市場規模18.019億円$67.0B (83,800億円)
動画広告:市場規模5,601億円$47.1B (65,940億円)
動画広告:CTVシェア(売上)540億円 (9.6%)$18.6B (39%)
動画広告:CTVシェア(視聴数)73%

各種情報

コードカッティングの状況

  • Comcast契約数(Video、Internet)
  • Comcast売上(Video、Internet)

グローバル:トラフィックにおけるビデオトラフィックのシェア(地域別)

動画の消費デバイス

広告市場

VoD

VoD市場規模

ショートビデオ


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